題目:知能検査
[問題] ソーンダイク(1921)は、知能は幾つかの特殊因子の集合体であるとし、異なった知的作業間には共通の要素が存在しているという「集団因子説」を述べた。また、サーストン(1938)は因子分析によって「集団因子説」を研究し、?空間的因子?数的因子?言語理解の因子?語の流暢さの因子?記憶的因子帰納的因子?知覚的因子という7つの因子に分類した。
そこで、私たちの知能・能力を測る手段として「知能検査」が用いられている。「京大NX」は5歳〜成人を対象にし、全体的な知能水準を知ると共に、プロフィールによって知能の内部構造を多面的に明らかにするもので、適用年齢に応じて検査が用意されている。この検査は、個人の「知能偏差値」「知能指数」が評価され、それに対応した「評価段階」が算出されるものである。
辰野(1995)によれば、知能指数(intelligence quotient:I.Q.)とは、精神年齢を暦年齢で割り、100を掛けたものであり、I.Q.100を基準(団体の平均点)として、それからのずれにより知能の程度を位置づけるものである。I.Q.100以上であれば年齢相応の知能の発達をしている事を示し、100以下であれば年齢以下の発達である事を示している。また、辰野(1995)は「知能偏差値は、50を中心に、50以上は平均よりも高く、50以下は平均よりも低いことを示し、知能偏差値は集団内での相対的位置に基づいて知能の差異を示すことになる。」と述べている。
題目:知能検査
[問題] ソーンダイク(1921)は、知能は幾つかの特殊因子の集合体であるとし、異なった知的作業間には共通の要素が存在しているという「集団因子説」を述べた。また、サーストン(1938)は因子分析によって「集団因子説」を研究し、①空間的因子②数的因子③言語理解の因子④語の流暢さの因子⑤記憶的因子帰納的因子⑦知覚的因子という7つの因子に分類した。
そこで、私たちの知能・能力を測る手段として「知能検査」が用いられている。「京大NX」は5歳~成人を対象にし、全体的な知能水準を知ると共に、プロフィールによって知能の内部構造を多面的に明らかにするもので、適用年齢に応じて検査が用意されている。この検査は、個人の「知能偏差値」「知能指数」が評価され、それに対応した「評価段階」が算出されるものである。
辰野(1995)によれば、知能指数(intelligence quotient:I.Q.)とは、精神年齢を暦年齢で割り、100を掛けたものであり、I.Q.100を基準(団体の平均点)として、それからのずれにより知能の程度を位置づけるものである。I.Q.100以上であれば年齢相応の知能の発...