A評価です。所見の評価も高いです。
S0528 道徳教育の研究 第1設題
「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。
※A判定です。
参考文献:『道徳教育の基礎』佛教大学通信教育部
「生きる力」の育成と道徳教育の意義について述べよ。
「生きる力」とは,「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」という3つの能力から成る「全人的な力」である。人間が「生きる」ということは,生物学的(身体的)「生命」,文化・社会的「生(活)」,道徳的・人格的・宗教的「いのち」の3つの次元で生きるということである。
生物学的(身体的)「生命」は,人間存在の基底を成し,身体によって担われている,もとの力になるものである。人間はこの一回限りの有限な生命を生きている。
文化・社会的「生(活)」は,人間が特定の社会の一員として文化・社会的関係を生きている限り,免れることのできないものである。
道徳的・人格的・宗教的「いのち」は,個体としての生命を,代理不可能の「実存」として主体的に生きるとともに,地球上に生命が誕生して以来連綿として引き継がれてきた,「限りなき大きないのち(無量寿)」に目覚め「永遠のいのち」の縁に生かされ生きようとする根源的なもので...