認知症高齢者の病態と症状の経過について

閲覧数4,641
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.はじめに
     人口の高齢化にともない認知症高齢者が急激に増加しており、2040年には老年人口指数が50に到達する。そのような状況であるにも関わらず、認知症については一般に理解が深まっていない。それどころか、悲惨なボケという誤った認知症像が浸透している。そういった環境からの不理解によって、認知症高齢者は不適応を起こしやすくなっているのではないだろうか。私自身、今回高齢者心理学を受講するまでは全くなにも知らなかったし両親も60を迎えようとしているので、改めて以下において、認知症高齢者について記すことにする。
    2.1.認知症高齢者の病態と症状の経過について
     高齢期の認知症のスタートは、定年退職や配偶者の死による対象喪失の障害を受容できないことから来るうつ病である場合が多い。そこから始まる初期症状には、単純な物忘れがある。それが、そのうち「忘れていることを忘れる」ようになる。例えば、食事の直後ですら「まだ食べていない」と主張するようになる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.はじめに
     人口の高齢化にともない認知症高齢者が急激に増加しており、2040年には老年人口指数が50に到達する。そのような状況であるにも関わらず、認知症については一般に理解が深まっていない。それどころか、悲惨なボケという誤った認知症像が浸透している。そういった環境からの不理解によって、認知症高齢者は不適応を起こしやすくなっているのではないだろうか。私自身、今回高齢者心理学を受講するまでは全くなにも知らなかったし両親も60を迎えようとしているので、改めて以下において、認知症高齢者について記すことにする。
    2.1.認知症高齢者の病態と症状の経過について
     高齢期の認知症のスタートは、定年退職や配偶者の死による対象喪失の障害を受容できないことから来るうつ病である場合が多い。そこから始まる初期症状には、単純な物忘れがある。それが、そのうち「忘れていることを忘れる」ようになる。例えば、食事の直後ですら「まだ食べていない」と主張するようになる。物忘れの進行とともにその他の知的能力、総合的な判断力にまで障害が及ぶのが認知症の特徴でもある。記憶の錯誤や作り話なども入り交じるようになり、「お金を盗ま...

    コメント5件

    kirari17 購入
    参考になりました。
    2006/09/13 21:56 (18年3ヶ月前)

    akio0305 購入
    大変わかりやすく、勉強になりました。
    2006/11/13 0:01 (18年1ヶ月前)

    kg26kg26 購入
    認知症についての理解を深められたような気がします。
    2007/01/31 14:46 (17年10ヶ月前)

    yukitomo 購入
    分かりやすく参考になりました。
    2007/04/24 8:17 (17年8ヶ月前)

    wakabadai 購入
    参考になりました
    2007/06/13 11:59 (17年6ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。