精神保健福祉援助実習
「実習計画書」
精神保健福祉援助実習
「実習計画書」
①実習のテーマ
就労継続支援事業を行なう施設においては、精神障害者が自立するためのシステムはどのようなものであるかを学ぶ。また、利用者と職員はどのような思いをもって仕事に従事しているのかを理解する。
②私にとっての実習の意義
利用者がどのようなプロセスで仕事を学び、諸々のスキルを得ていくのかを知りたい。また、職員はどのようなノウハウを持って利用者を支援するのかを知りたい。これにより、私が携わっている業務に役立てたい。
③学習の具体的達成課題と方法
(1)就労継続支援事業施設の果たす役割と機能について理解する。
<方法>実習のなかでの体験を通して、また職員の方々
からの説明や資料により理解する。
(2)利用者が施設の利用を開始する経緯を知る。
また、利用終了に至るパターンを知る。
<方法>利用者とのコミュニケーションを通してこれについて聞く。また可能であれば、利用者に関わる資料・支援計画を閲覧させていただき、理解する。
(3)利用者が就労自立するために必要とされる要素は何であるかを理解する。
<方法>利用者の活動の一連の流れを把握する。
そして、利用者の皆さんの就労に向けての課題がどこにあるのかを考える。
④事前学習の内容と方法
(1)就労継続支援事業についての知識を得る。
テキスト(『精神保健福祉士養成セミナー 精神保健福祉援助技術各論/総論』)により、就労継続支援事業の内容とその種類について学習する。また、『精神障害者福祉の実践』(ミネルヴァ書房)を読み、参考にする。
とくに、利用者はどのような経緯により施設を利用するに至るかを理解しておく。
(2)地域と施設の関わりについて学ぶ。
『精神障害者社会復帰施設運営ハンドブック』(中央法規出版)を読み、就労継続支援事業施設は地域社会のなかでどのような役割を果たしているかを知る。
また、施設と連携している関係機関や社会資源との関わりはどのようなものであるかを知る。
(3)精神障害者のリハビリテーションにての知識を得る。
テキスト(『精神保健福祉士養成セミナー 精神科リハビリテーション学』)により、学習する。
この観点で、施設における作業・仕事を観察・評価する。
(4)大阪府下の就労継続支援事業施設について調べる。
インターネット等により調べ、それぞれの施設にはどのような特徴があり、事業内容はどのようなものであるかを知る。
⑤備考
利用者の皆さんとのコミュニケーションを通して、様々な思い(就労自立したいという希望など)を汲んでいきたいです。
また、職員の方々の思いをよく聞き、自らが現職の業務を遂行していくうえでの糧としていきたいと思います。
よろしくおねがいいたします。