はじめに、演鐸的推理とは一般→特殊、全体→部分、原因→結果という方向に辿られた推理を言う。具体例を出すと、
「中大通教の学生はレポートを提出しなければ単位を修得できない。故に、私はレポートを提出しなければ単位を修得できない。」
この例においては「私」という存在は「中大通教の学生」の部分であり、その存在は全体(中大通教の学生)に包括される。
次に、帰納的推論とは特殊→一般、部分→全体、結果→一般という方向に辿られた推理を言う。先程の例(登場人物は中大通教学生とする)を使うならば、
「私はレポートを提出しなければ単位を修得できない。A君はレポートを提出しなければ単位を修得できない。B君はレポートを提出しなければ単位を修得できない。故に中大通教の学生はレポートを提出しなければ単位を修得できない。」
個々の事実の観察や実験の結果確認された若干のデータをもとにして、それを一般的な立言にまで拡大するのが帰納的推論である。
はじめに、演鐸的推理とは一般→特殊、全体→部分、原因→結果という方向に辿られた推理を言う。具体例を出すと、
「中大通教の学生はレポートを提出しなければ単位を修得できない。故に、私はレポートを提出しなければ単位を修得できない。」
この例においては「私」という存在は「中大通教の学生」の部分であり、その存在は全体(中大通教の学生)に包括される。
次に、帰納的推論とは特殊→一般、部分→全体、結果→一般という方向に辿られた推理を言う。先程の例(登場人物は中大通教学生とする)を使うならば、
「私はレポートを提出しなければ単位を修得できない。A君はレポートを提出しなければ単位を修得できない。B君はレポー...