フェーリング液とフェニルオサゾンを用いて還元糖と非還元糖を識別し、糖の性質について調べる。
糖質(carbohydrate):
生体内において、エネルギー源、体の構成成分および生理活性物質として重要であり、アルデヒド基(−CHO)またはケトン基( C=O)と2個以上のアルコール性水酸基(−OH)をもち、3個以上の炭素からなる化合物とその誘導体およびそれらの脱水縮合したもの。炭素、水素、酸素からなり一般式Cm(H2O)nで表されるので、炭水化物とも呼ばれ、単糖類・オリゴ糖類・多糖類に分けられる。このうち糖という言葉は、単糖類・オリゴ糖類に対して用いられる。糖はいずれも水溶性で、多糖類と区別される。また、中性であり可燃性でもある。
糖
[1]単糖類(monosaccharide)
加水分解によって、それ以上簡単な糖質に分解することのできない糖質の最小単位。無色、甘味のある結晶で、水によく溶ける。
(性質)・ 一般に酸性溶液中で安定であるが、強酸により分子内で脱水され、その結果フルフラール(furfural)の誘導体を生じる。
・ アルデヒド基とオキシケトン基(隣にOH基をもつケトン基のこと)が反応性に富むので、還元力をもつ。
・ 還元すると、アルデヒド基とケトン基はアルコールになる。
・ 環を形成すると、アルデヒド基はヘミアセタール(ケトン基はヘミケタール)となる。
<グルコース>
体構成成分として重要で、グリコーゲンと糖脂質の構成成分(植物ではセルロース、デンプンの構成成分)である。水溶液中で、α⇔βの転換が起こり、α、βの混合物を生じて平衡化する。
実験題目 糖
実験日 2001.12.18(天候 晴れ・気温 21.0℃)
目的
フェーリング液とフェニルオサゾンを用いて還元糖と非還元糖を識別し、糖の性質について調べる。
糖質(carbohydrate)
生体内において、エネルギー源、体の構成成分および生理活性物質として重要であり、アルデヒド基(-CHO)またはケトン基( C=O)と2個以上のアルコール性水酸基(-OH)をもち、3個以上の炭素からなる化合物とその誘導体およびそれらの脱水縮合したもの。炭素、水素、酸素からなり一般式Cm(H2O)nで表されるので、炭水化物とも呼ばれ、単糖類・オリゴ糖類・多糖類に分けられる。このうち糖という言葉は、単糖類・オリゴ糖類に対して用いられる。糖はいずれも水溶性で、多糖類と区別される。また、中性であり可燃性でもある。
糖
[1]単糖類(monosaccharide)
加水分解によって、それ以上簡単な糖質に分解することのできない糖質の最小単位。無色、甘味のある結晶で、水によく溶ける。
(性質)・ 一般に酸性溶液中で安定であるが、強酸により...