R0704 仏教文学概論 第2設題 佛教大学 2012年度版

閲覧数2,594
ダウンロード数58
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
    わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
    質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【第二設題】『三国伝記』巻十二 第三「恵心院源信僧都事」における唱導文学的特徴について述べよ。
    (一)唱導について
     「唱導」の定義については、中国の梁の慧皎による『高僧伝』のなかで、「唱導は、蓋し以て法理を宣唱し、衆心うぃ開導するなり。」と述べられている(教科書『仏教文学概論』311ページ)。日本における「唱導」については、鎌倉時代に記された『元亨釈書』のなかで、「唱導者、演説也。」と述べられている(教科書『仏教文学概論』324ページ)。「唱導」とは、仏教の法理を人々に説き、人々の心を仏教へと開かせるために行われる演説であると言え、これらをまとめると、「仏の教えを説き明かして人びとの心をその教えに引き込もうとする布教活動として、弁説をもってする講経活動」(『岩波仏教辞典』436ページ)であると定義できる。
     仏教を人々へと広く伝えるために、「布教という形が取られまた、仏教が社会にある程度根付くと、法会が、俗人の社会に具体化して仏教の浸透を図ること」(教科書『仏教文学概論』305ページ)となった。法会とは、仏教の「経典を講説・読誦する集会」(『岩波仏教辞典』719ページ)であり、集まっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。