R0113 日本語学概論 第1設題 佛教大学 2012年度版

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    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題 「仮名づかい」について述べよ。
    1.仮名づかいの成り立ち
     仮名づかいとは、「国語を仮名で書き表す場合、どんな仮名を用いるかについてのきまりである」(1)。仮名づかいがまとめられてきた過程について、次のように考えられている(2)。 「あめつちの詞」(3)は平安時代につくられた手習詞であり、そこからわかるように平安時代初期には清音の音節数が48であったようである。その後、「いろは歌」(4)に示されているように、10世紀半ばにはア行のeとヤ行のjeの区別がなくなり、清音の音節数は47に減少したようである。この時期までは、仮名の種類は発音に対応していたので、仮名づかいがとりわけ意識されることはなかったと考えられている。しかし、時代が移るにつれて、徐々に音韻変化が進行したことにより、仮名の種類と発音との対応関係に混乱がみられるようになった。ここに、仮名を用いる際の規範としての「仮名づかい」がまとめられ始めたと考えられている。            
     このようにしてまとめられてきた仮名づかいには、「定家仮名づかい」、「契沖仮名づかい」、「現代仮名づかい」の三つの種類がある(1)。本稿...

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