科目最終試験対策6題セットです。
予想問題は、
・観点別評価について説明しなさい。また、目標準拠評価が導入された理由と本評価を行うに当たって配慮すべき点について述べなさい。
・教師主導の授業と学習者主体の授業について、それぞれの利点と欠点を説明し、実際の授業方法にどのように活かすべきかを述べなさい。
・柔軟な授業を展開する中に情報技術(ICT)の活用が考えられる。従来の教科書を用いた授業と比較して、ICTを教育に活用する利点と留意すべき点を述べなさい。
・OECDが行っている「生徒の学習到達度調査PISA」における「読解力」で求められている能力について説明し、その能力を育成するための教育方法について5項目以上を提案しなさい。
・近年、学校で習熟度別授業を実施するところが増えている。実施する目的、考えられる利点、および配慮すべき課題と欠点について説明しなさい。
・多様な学習者や社会変化に対応できる柔軟な授業が求められている。これを実践するために教員に求められる教育技術と、その技術を教師間で共有化していく方法を説明しなさい。
です。
学習を進める際の参考にしてください。
Z1108「教育方法学1」科目最終試験
・観点別評価について説明しなさい。また、目標準拠評価が導入された理由と本評価を行うに当たって配慮すべき点について述べなさい。
教科学習で育てる学力の評価は、絶対評価という「目標に準拠した評価」で行われる。これは、2000年12月に、教育課程審議会が発表した「児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価のありかたについて(答申)」に記されている。そこでは、観点別学習状態の評価を基本として、絶対評価によって児童生徒の学習の到達度を適切に判断することの重要性が強調されている。ここでの、絶対評価とは戦前の絶対評価ではなく、到達度評価に近いものである。相対評価のような人数の振り分けによる評価では、児童生徒の学習到達度を客観的に評価することが出来ないため、この答申を受けて2002年の新指導要領に反映され、導入された。
目標準拠評価(絶対評価)を行う際に配慮すべき点は、以下の点である。第一に、評価基準や判定基準についての、共通理解が求められる点である。教師、学年、学校によって基準がまちまちであれば、子どもが正しい評価を受けることができなくなってしまう。そのために...