【日大通信】0944 生徒指導・進路指導論 分冊1

閲覧数2,329
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題「学校における本来の生徒指導の意義・目的、それを達成するために行われる指導の領域を述べるとともに、最近キャリア教育およびそれの中核をなす本来の生徒指導の必要性を高めている背景・要因を論じなさい」
    合格リポートです。参考にどうぞ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     学校における進路指導は、学校教育全体を通じて個々の生徒を対象とする実践活動である。その本来の意義は、教育的意義と社会的意義という2つを挙げることができる。
     まず、教育的意義とは、次に挙げる三点をその目標として実現するものである。①生徒の自己概念の明確化を図りながら、各自の社会的役割の自覚を自覚させること(生き方の自覚)②実生活に関する知識・情報や勤労体験的な学習から「仕事・職業への現実感」を習得させること ③さまざまな選択や意思決定の経験を重ねることで、自主的・主体的な「自己決定の能力」を獲得させること。
     一方の社会的意義とは、社会・経済・国家の発展や安定といった社会的効果のことである。進路指導は基本的性格として、学校と現実社会を滑らかに「接続」することにより、青年が社会の「発展」に寄与する機能を有している。このような機能を「本質的機能」と呼び、この機能が望ましい形で展開することで「安定」した社会的状況(労働や職場環境)が生まれ、人材が適正なかたちで「配分」されるようになる。この機能を「付随的機能」と呼び、これにより、社会・経済の更なる発展が期待できるのである。
     そして、これま...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。