国内航空機業界の構造分析

閲覧数6,673
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    ポーターの5フォース分析を行ったレポートです。経営戦略論の講義のレポート課題などに役立ててください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国内航空業界の構造分析
                 
    国内航空業界は売り手に交渉力があり、売り手つまり航空機製造会社が利益を収奪している状況にある。以下、既存企業間の対抗度・参入障壁・代替品の脅威・買い手の競争力・売り手の競争力・補完財といった6つの枠組みを用いてそのことについて検証していき、売り手が航空業界から利益を収奪されている状況を改善することによって航空業界の経営状況を改善させるシナリオを描く。
    航空業界の既存企業間の対抗度は決して激しいものではないといえる。なぜなら、日本における航空業界は日本航空と全日本空輸の2社大手体制が形成されており、この上位二社を合わせた市場シェアは94.5%(全日本空輸48.1%、日本航空46.4%)にもおよんでいる。また、固定費は大きくなく(ANAの固定費は売上高比約10%程度、一方新日本製鐵の固定費は売上高比50%程度)、航空機といった資産も転売することが容易である。また、この業界は航空機を購入することで輸送能力を拡大できるので、小刻みに規模を拡大できるといえるからである。
    参入障壁の観点から分析すると、航空業界の参入障壁は高いといえる。なぜなら、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。