為替市場における弱度効率的市場仮説の検証

閲覧数1,358
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    Fama[1970]は、「市場が利用可能な全ての情報を正しく反映するとは、過去及び現在の情報を価格が全て正しく反映しているという事であり、将来起こりうる価格の変化は、現在入手する事の出来ない新しい情報によって引き起こされる事になる.新しい情報はランダムに発生すると考えられるので、市場が効率的であれば、価格変化もランダムにならなければならない.」と述べている.これは、言い換えれば、利用可能な情報を全て用いたとしても、将来の変動予測をすることが不可能であるというもので、変動はランダムウォークであると言える.この効率的市場仮説の1つである弱度効率的市場仮説とは、過去の変動から将来の変動予測をする事が不可能であると定義される.本稿の目的はその成立を検証する事であり、AR(Auto-regressive) モデルでは仮説を棄却する事ができなかった.

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    為替市場における弱度効率的市場仮説の検証
    概要
    Fama[1970]は、「市場が利用可能な全ての情報を正しく反映するとは、過去及び現在の情報を価格
    が全て正しく反映しているという事であり、将来起こりうる価格の変化は、現在入手する事の出来ない
    新しい情報によって引き起こされる事になる.新しい情報はランダムに発生すると考えられるので、市
    場が効率的であれば、価格変化もランダムにならなければならない.」と述べている.これは、言い換
    えれば、利用可能な情報を全て用いたとしても、将来の変動予測をすることが不可能であるというもの
    で、変動はランダムウォークであると言える.この効率的市場仮説の1つである弱度効率的市場仮説と
    は、過去の変動から将来の変動予測をする事が不可能であると定義される.本稿の目的はその成立を検
    証する事であり、AR(Auto-regressive)モデルでは仮説を棄却する事ができなかった.
    1
    1 はじめに
    Fama[1970]は、「市場が利用可能な全ての情報を正しく反映するとは、過去及び現在の情報を価格が全て
    正しく反映しているという事であり、将来起こりうる価格の変化は、現在...

    コメント1件

    xjapan 購入
    微妙
    2006/07/13 17:00 (18年5ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。