R0115 1 漢文の訓読の要約

閲覧数1,489
ダウンロード数3
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8

  • ページ数 : 8ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

「漢文の訓読」の要約
 漢文とは、漢字で表現された中国語の文章である。漢文は、中国人のみならず、その周辺の民族によっても書かれているが、あくまでも中国語としてかかれたものでなくてはならない。例えば『古事記』は漢字で書かれて入るが中国語でかかれたものではないので、漢文ではない。
 漢文とは、中国の文章を日本語に訳して読む場合の、かつその訳し方を「訓読」という法則ある方法による場合を「漢文」という。たとえば『論語』の開巻第一の部分についていえば、原文は
  子曰、学而時習之、不亦説呼、
であるが、それを
  子曰わく、学びて時に之れを習う、亦た説ばしからず呼、
と日本語に訳して、いわゆる返り点と送り仮名を付加したものを我々は普通、「漢文」と呼んでいる。
 我々が「漢文」と呼ぶこのような読み方は、当然ながら中国人の読み方とは根本的に違ったものである。
 原文そのものを、中国人と同じように読むことは、中国語の発音を丁寧に学習した者であれば可能である。しかし、一般の人々にとっては、中国人の読むように読む事は難しい。中国語の発音の難しさは、一般的な教養となることは難しいからである。一般的な人々が漢...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。