世界システム論 経済史

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    資料紹介

    経済史の授業でウォーラーステインの「世界システム論」について論じよ。との出題でのレポートです。

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    経済史入門 レポート課題(2)
    『世界システム論』
    世界システムとは、国家や地域などの経済単位の枠組みを越えた規模で展開される経済体制であり資本流通の仕組みの一形態である。このシステムの特長は、中央と周辺(半周辺)による分業によって成り立つということである。周辺とは自己の経済的余剰を放出する地域(国)であり、中央とは周辺によって放出された経済的余剰を受け入れる側の地域(国)のことを指す。つまり世界システムとは、中央と周辺の、非対称な資本の流通と、システム内における分業において担当する産業段階の差異によって、周辺から中央へと商品や金銭などの経済的余剰が効率的に運ばれるための仕組みのことを指す。この世界の中央と周辺という両極への分解は主に、国際分業においてどのような生産過程をその地域が担当しているかによって決定されていった。この中央と周辺の格差は、もちろん両極化の結果として社会にもたらされる所得や生活水準の格差といった基準から見ても明らかであるが、また資本集積の地理的分布という点で顕著である。このシステムの下では中央にはより多くの資本が蓄積され、周辺は資本を搾取され続ける。このシステムが構...

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