「戦国時代」のアイドルと人類学

閲覧数2,914
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    人類学的知見からみた現代のアイドル考

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「戦国時代」のアイドルと人類学
    序文

     2012年現在、アイドル界は「戦国時代」であるとメディア等を通じて良く耳にする。2002年頃に女性アイドルグループ「モーニング娘。」がブームの終焉を迎えたのち、「アイドル冬の時代」と呼ばれる間を経て、2010年頃より多数の女性アイドルグループが誕生、メディア等で広く知られるようになってきた。また、それぞれのグループが、画一化された「アイドル像」から離れ、他グループとの差別化を図るために多様な経営戦略、コンセプト設定を行なっている。これが俗に言う「アイドル戦国時代」(以下戦国時代と表記)である。AKB48や、その系列グループ(SKE48、NMB48、SDN48等)の大人数グループがその筆頭であるが、その他のグループもこの「戦国時代」の中で様々な商業的戦略をもって売りだされており、エンターテインメント業界、音楽業界において、テレビの視聴率が下がり、CD等の売り挙げが落ち続ける中で目立った活躍をしている。このような状況下においてアイドル文化そのものに「戦国時代」が与える影響は無視できない。ここでは、この「戦国時代」が社会人類学的にどのような意味を持ち...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。