まず、私は高校での学びの目標は理解してもしていなくても、とにかく覚えて慣れることであったと考える。これは大学入試のための学びであり、大学入試の中でも特にセンター試験は理解しなくてもとにかく覚えて、慣れることによって点数が伸びるものであった。一方社会文化的アプローチでは、学習観は文化的道具による媒介、他者性、対話を通したアプロプリエーションであり、また動的な概念(一致、抵抗、摩擦)によるものだった。つまり、学習の結果に重点を置くか学習する過程に重点を置くかの違いや、個人を集団で見るか一個人としてみるかの違いであると思う。
「社会文化的アプローチから
高校での学びを考える」
私は当然だが今までこのような学習の仕方を分析するようなことはしたことが無かった。そのため講義内容は非常に興味深かった。しかし理解できない部分も多かった。そこでまずは「社会文化的アプローチ」の定義をまとめてみた。
これまでの学習、言語獲得観 社会文化的アプローチ
分析の対象 理想化された話し手、学習者の情報処理
システム、内在化された言語能力(linguistic
competence)、コミュニケーション能力、入力(input)としての言語
文化的道具によって媒介され行為する個人 学習観 知識、スキル、表象、思考の獲得とその
内...