「現代の子育て支援」
1994年に発表されたエンゼルプランに続き、1999年に新エンゼルプランが発表され、国や地方公共団体、企業・職場や地域社会などの社会全体で子育て支援に取り組まなければならないことを明言した。
現在、推進されている子育て支援サービスは、大きく分けて3つある。
1つ目は、低年齢児保育・多機能保育・延長保育・乳幼児健康支援・一時預かり・休日保育など「保育所に通う子どもとその家庭に対する支援」
2つ目は、一時保育・放課後児童クラブ・地域子育て支援センターなど「保育所に通う子どもに限らない地域の子どもたちとその家庭に対する支援」
3つ目は、国立生育医療センター・周産期医療ネットワーク・小児救急医療支援・不妊専門相談センターなど「母子保健医療体制の整備」がある。
1つ目の休日保育と3つ目の母子保健医療体制の整備は、新エンゼルプランで初めて重点が置かれるようになったものであり、安心できる妊娠、出産、育児、あるいは育児と仕事の両立を社会全体で支援し、働きやすく、子育てしやすい社会に変えていこうとしているものである。
「乳幼児の発達・保育」
生まれたばかりの...