聖徳大学 通信 心理学研究法2

閲覧数2,940
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員3,300円 | 非会員3,960円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    心理学研究法

    第2課題 第1設題

    人を対象とする心理学の実験で注意すべき点について解説しなさい。
    心理学実験の多くが人を対象に行うため、物理学や化学の実験とは異なる心理学特有の問題を生じさせる。その問題は、人の反応や期待によって実験結果が歪められてしまうという問題と、実験が人間や動物など、命あるものを扱うために生じる倫理的な問題である。

    人の反応や期待による問題には、観察反応による生態学的妥当性を低める問題と、被験者の積極的な情報探索と推測に基づく要求特性のバイアス、実験者による情報の非意図的な表出による実験者効果がある。

    心理学実験は、被験者にとって人工的に作り出された非日常的な状況である。このような状況で被験者は、自然な日常生活の中にいるときの反応とは異なる反応を示す。これを観察反応と呼ぶ。しかし、実験者は実験結果を一般的法則として適用したいと考えるのが普通である。この際、このような状況で得られた実験結果が果たして一般的な人間の日常の理解に役立つかどうかというのが生態学的妥当性の問題である。

    ある特定の反応を被験者に要求する圧力をもたらすものを要求特性という。例えば、人は...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。