中小企業論 分冊1 日本大学通信教育部H23・24

閲覧数2,166
ダウンロード数21
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日本の企業群にあって中小企業はその中心的な存在である。
    それは日本経済の中心的企業活動は中小企業が担っており、
    しかも日本の企業構成における圧倒的多数が中小企業の法人であるという事実からいえよう。

    日本経済全体において重要な位置を占める中小企業について、
    大企業と比較してどのような特質を持つのか、また何故中小企業が多数存在するのかを述べる。

    先ず中小企業の特質につき、5つの点を挙げて説明する。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本の企業群にあって中小企業はその中心的な存在である。
    それは日本経済の中心的企業活動は中小企業が担っており、
    しかも日本の企業構成における圧倒的多数が中小企業の法人であるという事実からいえよう。

    日本経済全体において重要な位置を占める中小企業について、
    大企業と比較してどのような特質を持つのか、また何故中小企業が多数存在するのかを述べる。

    先ず中小企業の特質につき、5つの点を挙げて説明する。
    第一に個人企業、法人企業とを問わず、一般的に個人的色彩が極めて強いことが挙げられる。
    つまり、経営者の個人的能力によって経営状態が大きく左右される。
    第二に、一般に資本蓄積力が弱く資本不足の中小企業が多い。
    しかも、負債の中では金融機関からの借入の割合が低く、企業間信用への依存度が高い。
    第三に、資本規模が小さいために大規模な設備投資を行うことが難しく、
    技術革新に適応して設備を更新することも困難である。
    その不利な内部環境を生産の機動性と低廉な労働力を用いて補う場合が多い。
    第四に、個人経営の企業においては利益と賃金が未分化である場合が少なくない。
    自営業者...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。