内部統制を効果的に推進するための考慮すべき事項について述べております。
技術者倫理
企業と倫理
内部統制
課題レポート
内部統制を効果的に推進するための考慮すべき事項
表題のような課題について以下自分なりに考えをまとめた.
まず始めに,内部統制をするにあたってそれを取り決める機関を設けなければならない.つまり内部統制を
作成する部署,あるいはプロジェクトチームを作らなければならないのであるが,それがちゃんと機能するも
のでなくてはならないし,ましてや効率的に推進をしなければならないのでこの組織が重要な役割を担うとい
うことは自明である.問題は誰がそれをやるのかではあるが,片手間の社員で内部統制を整備するのではな
く,人員と予算を割いて内部統制を作成する基盤を据えなければならない.外部に委託するのも有効な選択肢
である.
次のステップとしては何が改善すべき事柄なのか問題点を挙げなければならなのであるが,単に統計上の
データから問題を抽出するのではなく,現場の声を基にして問題点を探らなければならない.なぜならば現場
が真に解決したい問題と,内部統制で掲げられた問題に食い違いが生じると,内部統制が効率的に行われない
ばかりか,業績も落としかねない.また,その問題点に単なる法的な解決策にとどまるのではなくて,現場の
努力が報われるようなシステムを作らなければならない.
内部統制を効果的に推進するために忘れてはならないのは,社員への徹底した周知をさせなければならな
い.よってただ単にホームページ掲載させるだけではなくて,社報で分かりやすく掲載したり,説明会を開い
たりして社員の内部統制の理解を徹底しなければならない.また内部統制の内容に盛り込む事項に関して,社
員にアンケートや聞き込み調査を行うなどをしても社員の意識が高まり,さらに社員の関心が内部統制に向け
られると考えられる.また,ただ単に知らせるだけではなくて,なぜそのようなものが必要かも理解させる必
要があり,前年度の成果,翌年度の課題とを突きつけて知ってもらえれば更に効果的である.
次に,内部統制に沿って社員がどれだけ達成できたかを調査し,そこから生まれる課題に対し翌年度に改善
策を講じるで効果的に推進することができる.
最後に,社員だけでなくて,その会社の CEO や経営陣を巻き込んでいかないと効率的には推進できない.
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