2008年7月3日
第一セメスター月4
※レポート課題
タンパク質について、学んだこと、興味を持ったこと、やってみたい研究してみたい、もっと知りたいことを自由に述べる。
蛋白質というと非常に多くの種類や研究分野があり、漠然としたイメージしかありませんでした。
第Ⅰセメスターでは蛋白質に関する講義を多く受けましたが、思ったことは、蛋白質の研究と言ってもいろいろな観点があり、医学や薬の研究は結局のところ、何らかの形で蛋白質を扱うんだろうなということです。
高尾先生の講義で特に興味深かったものに、質量分析法を用いて特定の蛋白質を検出することでそれをバイオマーカーとして病気の診断や拒絶反応の予知が可能になるという話があります。高校の生物分野の授業で蛋白質の電気泳動のやり方や仕組みについて教えてもらったことがあったんですが、その時の印象としては「電気泳動で蛋白質なんか分離して何がたのしいんやろ??」という感じで、あまり印象に残らなかったし、興味が持てませんでした。でもこの講義で実際に医療の場で役立つと知って、そういう診断や検査に役立つ技術がはやく実現して、応用できるようにできたらいいな!と思ったとともに、なぜ私の友達の多くがなにかの“研究”をしたいと口にするのか、少しだけわかったような気がします。また、すごく効率がよい高価な質量分析計が開発されていることを今回の講義
で初めて知りました。電気泳動をしてゲルに蛋白質が帯状に分かれている実物も初めて見ました。
経験から言うと、何かの病気の診断のための検査は煩わしいものが多いです。診断が難しくて分かりにくい病気の検査が、採尿・蓄尿の検査で正確に分かるようになれば、検査される側だけでなく、検査する側にとっても利益が大きいと思います。よりよい治療の選択ができる可能性も、病気を早期に発見する可能性も上がるのではないかと考えます。