近畿大学通信レポート(中小企業経営論)

閲覧数2,848
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料に関する説明及び紹介文句を入力してください。
    (検索、露出及び販売にお役立ちます)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.労務管理の理論的根拠

     企業は、適正な利益を得なければ存続を約束することができない。企業の存続があってこその従業員であり、労務管理の要請はその中から生まれてくるものである。

     企業が適正な利益を得ているかどうかを判断する基準として、「労働分配率」と「労働生産性」の考え方がある。

    ①労働分配率

     労働分配率は、付加価値(粗利益)に占める賃金比率のことをいい、賃金総額÷粗利益で求めることができる。つまり、労働分配率が高いということは、会社に残る利益が少ないといえる。

    ②労働生産性

     労働生産性とは、労働分配率の逆数で、賃金に対して何倍の粗利益を得ているかということを表し、粗利益÷賃金総額で求めることができる。

    2.労働分配率・労働生産性の比較

     10の仕事を行うのに6人の従業員を雇い、各従業員に25万円ずつ支払うA社と、10の仕事を行うのに4人の従業員を雇い、各従業員に30万円ずつ支払うB社があると仮定する。それぞれ、粗利益が30 0万円計上できたとした場合、A社では賃金総額が25万円×6人=15 0万円となるから、労働分配率は、15 0万円÷30 0万円=0. 5( ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。