②.太陰人
牛のようなおっとり感と野心を内に秘めた性質
体型的特徴
一般的に肥満体質のどっしり体型
腰部が発達しており、立っている姿がどっしりしており安定感を感じる。
首筋は全身に比べ弱く見える。
体格に比べ相対的に頭が小さく見え、お腹と腰が太い。
手足も太く、柔らかさを感じ、厚みがある。
耳や唇も厚い。背が高く太っている人が多い。
目つきは優しく見え、額が平らである。眉間も比較的広い。
言葉も柔らかい。
体質的特徴
(肝大肺小)
肝臓、胆の機能が強く、肺、大腸の機能が弱い。
汗をよくかく。便秘はほとんどない。
汗が滞りなく出る場合には健康だが、
極度の冷えなどで汗が出にくい場合には注意が必要。
汗をたくさんかく運動は良いが、筋肉収縮を伴う運動は避ける。
バトミントン、水泳、ゴルフ、特に有酸素運動が良い。
性格的特徴
落ち着いていて寡黙である。
誠実で忍耐力が強く、任された仕事を黙々とこなすが、行動はゆっくりである。
心は寛大で人への攻撃を嫌う。
ボス気質で、豪傑である。
物事を慎重に処理し、人望が篤い。
礼儀正しく、変化を嫌う保守的。怖がりな面もある。
人見知りし易く、感情を表に出さない。
政治家、事業家、建設業、設計士、声優、声楽家、衣装デザイナー、飲食関連事業。
(ジョン・F・ケネディ、ウインストン・チャーチルなど)
食事習慣
嗅覚が発達しておりニオイに敏感。比較的ゆっくり食べ、
会話よりも黙々と食べる。好き嫌いは少なく拘らない。暴飲暴食する時がある。
5.発病率が高い疾病
急性肺炎、気管支炎、喘息、心臓病、高血圧、湿疹、
アレルギー、大腸炎、痔、痛風、風邪、盲腸炎、腸チフス、黄疸
女性は特に冬のかさつきが多い。
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6.太陰人へ有益な食品と害になる食品
有益な食品 害になる食品 穀類 白米、玄米、もち米、もち粟、もろこし、豆類、
ごま 大麦、小豆、そば、エゴマ、緑豆、黒豆 野菜、きのこ類 大根、長ネギ、蓮根、人参、きゅうり、豆もやし
唐辛子、にんにく、しょうが、じゃがいも、
サツマイモ、きのこ類(根野菜が良い) 白菜、セリ、キャベツ、セロリ、玉葱、茄子
ピータン、ケール、コンフリー
(西洋野菜はあまり好ましくない) 果物類 りんご、なし、スイカ、桃、杏、すもも、なつめ、
くるみ、栗、オレンジ、いちご、柚子 ブドウ、柿、まくわ瓜、梅、パインアップル、
バナナ、さくらんぼ、キウイ、メロン、干し柿 魚介類、肉類 ワカメ、昆布、海苔、片口イワシ、スケトウダラ、
うなぎ、カレイ、鯛、サワラ、海藻、牛肉、シカ肉 サバ、イワシ、サンマ、カツオ、太刀魚(青魚)
エビ、イカ、牡蠣、カニ、豚肉、鶏肉、羊肉 その他 ハトムギ茶、葛茶、緑茶、焼酎、マッコリ、
三温糖、粗塩 ビール、高麗人参酒、ウィスキー、ワイン
紅茶、コーヒー、はちみつ、白砂糖、食塩
※特に脂質の多い食品を避ける。
※海藻類や白身魚、野菜(根野菜)を多く摂ると良い。
※豚肉や鶏肉の脂身は特に害になる食品なので避ける。
※唐辛子などのスパイスは有効的なので積極的に取り入れる方が良い。
※有益な食品に偏った食生活も健康を害する恐れがあるため、
基本的に害になる食品を遠ざけるぐらいの気持ちで、
また年齢や仕事量でも多少の誤差があるため、
その都度害になる食品でも体が欲しがれば我慢の必要はない。
7.注意点
贅沢品を好む傾向が強いため浪費をしやすい。
物やお金に対する執着心も強いため、適度な経済観念を持つようにする。
運動や外での活動を避ける嫌いがあるため、
できるだけ軽い運動をするように心掛ける。
喜びや楽しみを追及しすぎず、また怒りや悲しみは抑えすぎないようにする。
8.具体的な料理
穀類の摂取を抑えるため、根野菜を多く摂取できる煮物などがよい。
麺類(うどんやパスタ)よりも、腹持ちの良いごはん中心のもの(海鮮丼)などがいい。
低カロリーのきのこ類や海藻類を中心にしたサラダを多く摂る。
体の表面は熱を持っているが、内部は冷たいので
キムチチゲや魚介を多く使った海鮮鍋などで内部を温める方がよい。
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