B0104「宗教学宗教史」、R0103「宗教史」 第2設題・A評価レポート

閲覧数2,533
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信、「宗教史」「宗教学宗教史」、第2設題(社会において果たす宗教の2つの機能を説明せよ。)のA評価リポートです。
    採点者の所見は、「よいでしょう」でした。
    学習を進める上での参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2設題 社会において果たす宗教の2つの機能を説明せよ。
    (テキストのⅣ章を中心に学習を深めた。)
    人類学者のノーベックによれば、宗教はその内容を宗教以外の文化諸面の形成に負うところが大きいという。これはつまり宗教が全人的な生き方の一部分であり、宗教以外の文化諸面の変化に伴って変化する人間行動の一部だからである。そうであるから、宗教は社会の中で、極めて重要な役割を演じている。
    このような宗教と社会との関わりを考えた際に、宗教は社会に対して一般に二つの機能と方法によって働く。宗教には社会とのかかわりの中で、抽象的に働くものと、実際的に働くものがあるのである。それは、エリートの宗教とマッス(大衆)の宗教である。教会や寺院などのあらゆる宗教的社会には、エリートとマッスが存在し、両者の間には疎外関係が認められる。
    エリートとは、理想を追求すると共に、社会に統合的な秩序を造り出し、またそれを維持する機能を持つ者であって、そこに抽象的な宗教の機能がある。エリートの宗教は、宗教儀礼や倫理を用いて、その宗教社会が持つ神話や教説に象徴される世界像と社会秩序を成員に教え込み、一定の鋳型にはめ込む。これは社...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。