0222_外交史分冊2

閲覧数1,810
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    合格レポートです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     第二次世界大戦以降の西ヨーロッパ諸国は伝統的な多様性を失わずして、戦後の難問題を解決すべく、それぞれ異なった試みを行った。第一に経済復興、第二に緊張した国際関係、特に共産主義国家に対する軍事的安全補償の必要が生じ、この二つが一九四五年以来、ヨーロッパ各国政府が直面した最大の課題となる。仮にヨーロッパが生き残り、重要な役割を果たそうとするためには西欧各国は国家的対立を克服し、どのような形でもヨーロッパ統合を模索する必要があった。ヨーロッパ統合への具体的な動きはヨーロッパ合衆国運動、ヨーロッパ連邦運動と気運が高まり、一九六四年、ウィンストン・チャーチルによる「鉄のカーテン」発言から「ヨーロッパ合衆国」構想を唱えるなど、ヨーロッパを統合させようと動き出す。一九五〇年五月、シューマン宣言から、その中で経済と軍事における重要資源の共同管理構想を掲げ、ヨーロッパの安定と経済の発展を図る。このシューマンの構想を基礎にして欧州石炭鉄鋼共同体設立条約が策定され、一九五二年七月に欧州石炭鉄鋼共同体が設立される。一九五七年には経済分野での統合とエネルギー分野での共同管理を進展させるべく二つのローマ条約が調...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。