主題文献案内 - 部落解放運動 - この主題文献案内は、部落解放運動に関する情報収集に適した、辞典・事典、文献目録、本、資料集、データベースを紹介するものです。
主題文献案内 - 部落解放運動 -
この主題文献案内は、部落解放運動に関する情報収集に適した、辞典・事典、文献目録、本、資料集、データベースを紹介するものです。
『日本史総合辞典』 / 東京書籍 / 1991
421の中項目を古代・中世・近現代に分け、時代順に配列。中項目ごとに、関連する小項目を見開き2ページ程度を原則として、ウエイトに応じて収録。巻頭に中項目の目次、巻末に小項目の50音索引がある。
「部落解放運動」・・・基本的な用語説明文と、見開き2ページで9つの小項目【初期部落改善運動】【全国水平社】【差別件数・年次大会】【部落解放運動団体】【同和対策審議会の同和問題概念】【糾弾】【えせ同和行為】【同和教育】【部落実態調査】を記載。中項目・小項目の内容がすべてまとめられているので、手間がかからずに基本的な知識を確認できる。
『部落問題・人権事典』 / 部落解放・人権研究所 / 2001
部落問題を総合的に扱った事典。部落問題を中心に2436項目を収録。排列は50音順。
「部落解放運動」・・・906,907,908ページ。<近代>・<戦後>・<国民的運動として>・
<今日の部落解放運動>という順序に分け、運動の歴史を紹介している。907ページに、図(部落解放運動の流れ)が付記されている。部落解放運動に携わってきた様々な組織の発足、解散時期などが一目でわかるような図となっている。部落問題に関することは、この辞典で大抵把握できる。
『部落史研究文献目録』 / 京都部落史研究所 / 1982
収録範囲は、1868年~1980年までに発表された被差別部落史、民史に関する研究論文、書籍、パンフレット等。著者別索引、文献名索引、都道府県名索引、収録逐次刊行物一覧がある。「部落解放運動」という用語で検索することはできないが、広く「部落問題」に関する文献を調べるのに役立つ。
『岩波講座 日本歴史18 近代5』 / 岩波書店 / 1975
参考書誌ではないが、「部落解放運動」の大きな流れを掴む上で役立つと思われる書誌。
「部落解放運動」について、京都大学人文科学研究所教授として近代社会運動史研究に多くの業績を挙げ、日本共産党との距離を基準にした部落解放運動史研究のあり方の見直しを提言した渡部徹氏( 引用 / 『Wikipedia』http://ja.wikipedia.org 部落問題研究者の一覧 )が記述。184ページ[ 一 全国水平社の創立]、191ページ[ 二 解放運動の展開]、201ページ[ 三 解放路線の模索]、217ページ[ 四 統一の回復と運動の高揚]。
『部落解放運動基礎資料集』 / 解放出版社 / 1980
全4巻で、第3巻には索引。戦後の部落解放運動史の基礎資料と位置づけられる。
各資料集は全国大会ごとの活動報告、一般運動方針、諸活動方針、宣言・決議の順に配列。
部落解放運動についての詳細が知りたい場合に参考となる資料集。
部落解放・人権研究所図書資料室<りぶら>の蔵書データベース
http://blhrri.org/ribura/riburadb.html
部落問題に関するあらゆる分野の図書資料を基本に国内外の基本的人権に関する資料を集めた部落問題・人権関係図書資料の専門図書館(大阪人権センター内)の蔵書データベース。タイトル検索で「部落解放運動」を指定すると、287件ヒット。
部落解放・人権研究所図書資料室所蔵の文献データベース
http://web-db.blhrri.org/navi/index_ronbun.htm
部落問題関係の雑誌論文・単行本などを中心としたデータベース。論文タイトル検索で「部落解放運動」を指定すると、321件ヒット。