調査報道まとめ

閲覧数1,326
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    調査報道まとめ
    ★「検察と国策捜査にせまる」ジャーナリスト青木理96-
    103その報復ともいえるような東京地検特捜部の捜査で編集長の岡留安則氏らが名誉毀損で在宅起訴された際は、岡留氏が私の親しい先輩ジャーナリストだったこともあって激しい憤りを覚えた。
    また、2002年には大阪高検公安部長だった三井環氏が法務・検察組織の「裏金作り」という組織的犯罪行為を内部告発しようと動き、その口封じのために大阪地検特捜部に電撃逮捕されたのは周知の通りだろう。このころは国際ニュースを扱う部門にいた私だったが、検察という巨大な権力装置の薄汚き所業に心底から唖然とすると同時に、その暴走に強く異を唱えようともしない主要マスメディアの態度に深い絶望を覚えもした。
    129まず、記者やジャーナリストという職業にある者は、徹底して弱者や少数者の側に立ち、公権力や権威―すなわち「力の強い者」に対するチェック機能を果たすべきであるということ。また、世の大勢が一方に傾いている時、必要に応じてこれに疑義を突きつけるのも重要な使命。そして、この大前提を踏まえた上で、放っておいたら永遠に隠されてしまうかもしれない事実や問題を、特...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。