【体育】
●運動は筋肉の収縮のよって行われる
筋肉は細い筋細胞がいくつも束ねられてできている。筋繊維の中ではミオシンと呼ばれる太いフィラメントとアクチンと呼ばれる細いフィラメントでまとまった集合体を形成している。これを筋原線維という。筋原線維の中ではこれら二種類が規則的に配列している。骨格筋や心筋は横紋筋ともいわれる。大脳から発せられた電気信号が運動神経から筋繊維内部に伝わると、筋小胞体から細胞質中にカルシウムイオンが放出される。筋節にあるミオシンフィラメントとアクチンフィラメントが相互に滑り合い、筋の収縮が起こる。カルシウムイオンはやがて筋小胞体に再吸収され、筋は弛緩することになる。この一連の反応を筋の滑走説という。筋繊維組成は身体の部位によって異なる。また、優秀なスポーツ選手を見てみると、短距離走や跳躍選手、砲丸投げのような短時間に瞬発的なパワーを必要とする選手は、ダイナミックな活動に関わる速筋繊維の占める割合が高い。逆に長距離選手や距離スキーなど、持久要素の強い競技選手では、遅筋繊維が占める割合が多くなる。
●メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームとは、悪い...