佛教大学の「特別活動研究」のリポートを掲載します。
参考にしてください。
特別活動において学校行事が果たす役割を整理し、その特質をよく表していると思われる学校行事の活動例をひとつ示しながら指導する際に注意すべき点を具体的に説明してください。
特別活動とは、1947年に刊行された学習指導要領の中の自由研究がベースとなっていて、この自由研究がのちの特別活動へと変遷していく。最初に学習指導要領の中での特別活動の内容の変化を紹介したい。まず、1951年の学習指導要領の改訂では、小学校は「教科」「教科以外の活動」、中・高等学校では「教科」「特別教育活動」の2領域になり、1958年の改訂では小・中学校が「教科」「道徳」「特別教育活動」「学校行事等」の4領域、高等学校が「教科」「特別教育活動」「学校行事等」の3領域になった。この頃から学校行事が注目されるようになり、1968年の改訂では「学校行事等」と「特別教育活動」が統合され、小・中学校が「特別活動」、高等学校が「各教科以外の教育活動」と称されることになった。そして1977年の改訂で学校種間の領域名称統一の観点から「特別活動」に統一された。
中央教育審議会の答申(2008年)で、今回の改訂で挙げられた特別活動の課題を、...