6カネ・カネ・キンコ(刑法事例演習教材)

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    資料紹介

    刑法事例演習教材の答案を作成してみました。答案上記になる点については、コメントを付けてあります。参考までに。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    刑法事例演習教材
    6 カネ・カネ・キンコ
     乙の罪責について
     乙は、甲の指示を受けて、強盗の目的でスナックCに入り、D子に対し、エアーガンを突きつけ、「カネ・カネ・キンコ」と繰り返し、35万円を奪った。さらに、乙は、恐怖心により放心状態であるD子の着衣を脱がせ、姦淫行為に及んだ。この行為は、被害者の反抗を抑圧するに足りる暴行を用いて財物を強取した強盗犯が、被害者を姦淫したものであるといえる。
    したがって、この行為により、乙には、強盗強姦罪が成立する(241条前段)。
     次に、乙は、追跡してきたE男 に「捕まってなるものか」と思い、エアーガンをE男に向けて3発発射したことによって、その場に倒れたE男に3週間の打撲傷を負わせた。この行為により、乙には、強盗致傷罪が成立しないか(240条)。乙のE男に対する傷害は、すでに成立している強盗強姦罪に伴うものである。そのため、E男の傷害結果は、強盗強姦罪により既に評価されており、別個に強盗致傷罪は成立しないのではないか。
    確かに、強盗強姦罪は、強盗致傷罪より法定刑が重くなっていることから、傷害結果も含めて評価していると考えられる(240条、24...

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