漢文学 第2設題レポート

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資料紹介

佛教大学通信教育部 R0115漢文学の合格済レポート。設題2『日本人が「漢文訓読」で中国の古典を読む場合の利点と問題点について説明せよ。』

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

日本人が「漢文訓読」で中国の古典を読む場合の利点と問題点について説明せよ。
はじめに
本レポートでは、Ⅰ章で漢文訓読の定義を述べ、Ⅱ章で漢文訓読の利点とⅢ章で漢文訓読の問題点を述べ、最後にⅣ章で自分の考えを述べる。
Ⅰ 漢文訓読の定義

 「漢文訓読」とは、漢文を中国語の読みではなく、大和言葉の読みによって読み上げる方法である。「漢文訓読」においては、文章そのものには触れず、読解時に日本語の文法に合わせて上下を転倒して適切な助詞・助動詞・活用語尾などを補い、それ以外のものは漢語として読んでいく方法が取られる。

また、「漢文訓読」そのものは、漢文が中国から日本に伝来した古代から存在するとされているが、具体的な年代は分かっていない。古代日本人は、外国語としての漢文を日本語として読めるように苦心してきた。その結果、世界のどこにも見られない、他国の言語を自分たちの言葉に置き換えてしまう「漢文訓読」を発明したのである。
Ⅱ 漢文訓読の利点

 この「漢文訓読」の利点は、先述のとおり、漢文という外国語を日本語として読めることである。「漢文訓読」の発達により、それまで中国語を本格的に習得したものの...

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