小児保健 「離乳に関する最近の考え方について述べよ。」

閲覧数1,429
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「離乳に関する最近の考え方について述べよ。」

    タグ

    保育社会教育

    代表キーワード

    小児保健

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    離乳に関する最近の考え方について述べよ。
     乳児期から幼児期に掛けては、体の発育や心身機能の発達など、心身共に著しい変化が現れる時期である。そしてこの時期の成長及び発達には多くのエネルギーを必要とし、また身体の発達に従い活動量も増加するため、充分な栄養状態が確保されていることが必須である。またこの乳幼児期には、母乳から食物へと栄養摂取形態が移行する時期でもある。本論では母乳での栄養摂取から、固形食へと移行する離乳の過程について述べる。
     乳児の授乳に関して、最近では乳児用調製粉乳などの人工栄養よりも、母親の母乳で育つ母乳栄養の方が好ましいとする考え方が広まっている。その理由として以下のものが挙げられている。
     一つ目は、母乳の栄養特性が乳児に適しているという点である。母乳には、ラクトフェリンや免疫グロブエリンAなどの免疫物質、オリゴ糖など乳児の発育に必要な栄養素や、免疫機能維持に必要な成分が全て含まれているため、消化・吸収の効率が良く、乳児の代謝負担が極めて少ない。また母乳栄養では、アレルギー反応が起きにくいとされている。ゆえに母乳は乳児の栄養摂取に適していると考えられる。
     二つ目は...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。