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幼児期の造形遊びにおける、保育者の役割と配慮事項
造形遊びとは何か
幼児の造形遊びとは、適切な環境と子どもに共感しながら行う援助の中で、子ども達が自ら行う活動である。そのため、いくら子どものためとはいっても、保護者や保育者が活動を指示・制限(ただし、危険なことなどに対する制限はもちろん必要)してしまっては、子どもは伸び伸びと自由な表現活動をすることが出来なくなってしまう。
幼稚園指導要領において、領域「表現」の目標は、「感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。」となっている。この目標を達成させるため、生活の中で美しいもの、心を動かす出来事などに出会い、そこから得た感動を他の幼児や保育者と共有するようにすることが留意点として挙げられている。
では、造形遊びにおいて保育者の役割・資質・留意点にはどのようなことが挙げられるのだろうか。また、造形遊びには具体的にどのような活動があり、望ましい展開とはどのようなものだろうか。以上の点について、自分が体験したことや本で学んだことなどから考えていきたい。
2.幼児の表現を支える保...