A判定、40/50点いただきました。
認知症の概要を説明した後、もっとも認知症において多数を占める、アルツハイマー型認知症について説明しています。
そのメカニズムから治療薬、患者への接し方など、かなり専門的な内容についても述べています。
アルツハイマー型認知症を中心に認知症性疾患について述べよ
現実に起きる事柄を正確に認識して、情報を処理して適切な判断を下す。これが認知機能と呼ばれるものであるが、認知症性疾患(いわゆる認知症)とは、後天的な脳の疾患や障害などから、その認知機能が日常生活に支障をきたすほどに低下した状態である。種類としてはアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコブ病、慢性硬膜下血腫等様々であるが、これら認知症について、もっとも多い割合をしめるアルツハイマー型認知症を中心にして述べたい。述べるにあたっては、認知症全般における症状を述べ、次にアルツハイマー型認知症について、その特徴的症状→原因→治療法という順で述べる。そして最後に、福祉職がどの様に認知症患者と接すれば良いかについて述べたい。
まず、認知症の症状であるが、認知症には全ての認知症患者に現れる中核症状と、現れる人と現れない人がいる周辺症状よりなる。
中核症状は、少し前の出来事をすっかり忘れてしまう記憶障害、場所や時間や人物が解らなくなる見当識障害、計画を立てたり順を追って物事ができなくなる遂行機...