000458 児童心理学 1単位目
≪課題≫
1.横断的方法・縦断的方法、発達研究法としての事例研究法について説明しなさい。
2.愛着(アタッチメント)の形成とその発達的意義について述べなさい。
≪講評≫
よくまとまっています。
愛着の形成過程についてボウルビイの分類を押さえておきましょう。
1 子どもの加齢による行動や精神的・身体的特徴などの発達的変化を追跡し、どのように変化したか一般的傾向を明らかにしたり、発達に関わる変数や因果関係などを明らかにしようとする場合に、横断的方法と縦断的方法がよく用いられる。
横断的方法とは、年齢ごとの集団に協力者を得て、それぞれの年齢で得られる代表値を算出して、一般的な発達過程を明らかにする方法である。長所は、サンプリングが比較的容易で、短期間に少ない経費で資料が得られることである。一方短所としては、対象ごとの違いを発達とみなせるのか考察する必要があること、つまり、この方法によって得られた資料は発達の一般的傾向であり、発達的変化に関わる変数までは明らかにできないことである。
縦断的方法とは、同一の協力者について、長期に渡り繰り返し、面...