【設題】学校における各種指導(教科指導、生徒指導、進路指導、特別活動等)と
教育相談(学校カウンセリング)の関連について論じなさい。
あくまで参考資料としてご利用ください。
なお、5ページ目は参考文献と脚註に使用しています。
評価所見(A)は、「各種の指導におけるカウンセリング的な対応のポイントについて、よく述べられている。」でした。
学校における各種指導(教科指導、生徒指導、進路指導、特別活動等)と教育相談(学校カウンセリング)の関連について論じなさい。
『中学校学習指導要領解説 特別活動編』に、教育相談は次のように規定されている。すなわち、「一人一人の生徒の教育上の問題について、本人又はその親などに、その望ましい在り方を助言することである。」 近年、心理療法や心理カウンセリングが社会的に認知されてきている。こうした状況を背景として、教育相談とは、教育上の問題や困難を抱えた子どもや保護者に対し、心理療法を通じて問題解決を図る活動のみを指すと理解されがちである。こうした活動は、確かに教育相談の重要な一側面であり、各県の教育相談機関に所属する専門家や、近年、各学校に配置されるようになったスクールカウンセラーによって担われている。
しかしながら、実際の教育相談とは、こうした治療的活動に限って行なわれるのではない。事実、先述した『指導要領解説』でも、教育相談の方法としては「一対一の相談活動に限定することなく、すべての教師が生徒に接するあらゆる機会をとらえ、あらゆる教育活動の実践の中に生かし、教育相談的な配慮をすることが大...