欧米諸国の社会福祉の比較を通して、いわゆる「社会福祉基礎構造改革」以降における日本の社会福祉の問題を論じて下さい

閲覧数6,818
ダウンロード数70
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    A判定、40/50点いただきました。

    エスピンアンデルセンの社会政策の3類型を引き合いに出して、
    小泉政権下の社会福祉基礎構造改革について論じています。

    自己決定・自己選択の名の下に、自己責任をも押し付ける構造
    の矛盾を指摘しています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    欧米諸国の社会福祉との比較を通じて、いわゆる「社会福祉基礎構造改革」以降における日本の社会福祉の問題を論じて下さい。
    社会福祉基礎構造改革以降、我が国の社会福祉はアメリカ型に近づき、自立や自己選択・自己決定の考え方が強調される様になった。その結果、市場原理の失敗による人権の侵害、セーフティネットの崩壊等の問題を引き起こした。これら社会福祉構造改革以降における日本の社会福祉の問題について、欧米諸国の社会福祉との比較を通して論じたい。

    まずは、比較対象として、エピスン-アンデルセンによる社会政策の3類型のうち、自由主義レジームの代表としてアメリカ、社会民主主義レジームの代表としてスウェーデンを挙げて、その状況を述べたい。

     アメリカは自由主義レジームの国家においても、特に個人の自己責任を重視する国である。例えば、20 01年の社会保障給付費は14 .7%と世界第20位の低さである。また、20 10年まで、先進国において唯一国民皆保険が存在しなかった。それまでの、アメリカにおいては、高齢者と身体障害者向けのメディケア、生活困窮者のためのメディケイドが公的保険として存在し、それ以外の人は民...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。