1980年代以後の「障害」についての考え方の変化について述べなさい。(A判定・1768文字)

閲覧数2,006
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    環境福祉社会障害健康障害者国際言語サービス課題

    代表キーワード

    障害

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「障害」についての考え方は時代とともに変化してきた。障害を構造的に捉え、概念を正しく理解することは大切である。なぜなら、それは共通言語として確立し、障害福祉施策の制度化に役立つなどの利点があるからである。

     ここから1980年以後に構築されたICIDH・ICFの障害概念について見ていこうと思う。

    ①ICIDH(国際障害分類、1980年版)の障害概念

     ICIDHは、障害に関する統計、研究、臨床実践、障害福祉政策の立案・評価、市民啓発としての有効な手段の開発を目的として世界保健機関(WHO)によって提案された。1974年にICD(国際疾病分類)の第8版が出されており、ICIDHのモデルはICDの医学的な流れで作られた。

     ICIDHは障害を、心身レベル・活動レベル・社会生活レベルと3つに分け、機能障害・能力障害・社会的不利の3つの次元の構造として関係性を示した。例えば、Aさんの足が麻痺するとする。それは歩きづらいという機能障害をもたらすし、素早く行動できないということで能力低下をもたらす。また歩行困難があるということは、社会的に不利な立場に立たされうるという訳だ。

     このモデル...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。