小児保健(講義)2-①

閲覧数1,099
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    福祉社会福祉子ども発達社会保育幼児問題栄養役割

    代表キーワード

    社会福祉

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    9
    「離乳」に関する最近の考え方について述べよ。
    1、はじめに

     赤ちゃんが、生まれて初めて口にするものは乳汁である。生まれてすぐに吸引反射によって、おっぱいに吸いついて乳をうまく飲む。その赤ちゃんが、少しずつ成長をし、4~5ヶ月になる頃、「そろそろ乳以外の食べ物を食べる準備を始めましょう」と母親や保育士は、離乳食を用意し進めていくのである。

     昔は、離乳という言葉はなく、乳離れまたは断乳と呼ばれていた。離乳という考え方が出てきたのは、昭和になってからである。しかし、離乳を早くから始めたほうがいいという考えや、体重が6500グラムを超えた頃がいいなどの考え方もあった。また、離乳の完了期も2歳頃という人もいるなど、その考え方や方法は様々であった。

     以下に離乳の定義を述べ、最近注目されている母乳哺育と離乳について自分の考えを交えて述べていきたい。

    2、離乳の定義

    離乳とは、母乳または乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいい、この間に食行動の自立を促すものである。

    離乳の役割には、栄養の補給、摂食機能の発達、消化機能の発達・生歯の促進、精神発達の助長、食事の習慣形成などがある。詳...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。