今までの経験を基に自分の記憶と学習がどのように形成されているか

閲覧数1,100
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    脳は、外界から刺激を受けると外界の情報を脳内でモデル化し、いくつもの行動パターンをつくる。たとえば、小学校にあがった時に初めてたくさんの友達できたが、その時、私はたぶん何も考えずに友達と話をして自然と友達ができた気がする。保育園時代の友達もいたが、それは関係なく、友達は自然にできたのである。しかし、大学にあがった時の私は誰も知り合いがいないし、そんなことは初めての経験だったので、どう接していいかわからずに友達づくりに苦労したことを覚えている。これは初めての経験に脳の中で合致した行動パターンがなかったからではないか。小学校時代と違っていろいろな世代の人間が来る大学と誰ひとり友達がいないという初めての経験の影響もあるだろう。また今までの人間関係の経験記憶が人を警戒し、それが邪魔をしてしまったのではないか。そう考えてみるとそのあとの展開も説明できる。
    脳がいくつかの行動パターンをつくる中、内部でそのパターンを修正する。脳がもっとも的確だと考えた行動パターンも新たに外部から刺激を受けることで、想像や推論をすることで新しい行動パターンを生み出しているのである。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    脳の科学
    今までの経験を基に自分の記憶と学習がどのように形成されているか
    はじめに
    自分の経験から記憶と学習について考えてみて、人間が生きていくということすべてが記憶と学習といえるだろう。その中でも私は、人との出会いや人間関係について考えてみることにしたい。
    記憶と学習について
    脳は、外界から刺激を受けると外界の情報を脳内でモデル化し、いくつもの行動パターンをつくる。たとえば、小学校にあがった時に初めてたくさんの友達できたが、その時、私はたぶん何も考えずに友達と話をして自然と友達ができた気がする。保育園時代の友達もいたが、それは関係なく、友達は自然にできたのである。しかし、大学にあがった時の私は誰も知り合いがいないし、そんなことは初めての経験だったので、どう接していいかわからずに友達づくりに苦労したことを覚えている。これは初めての経験に脳の中で合致した行動パターンがなかったからではないか。小学校時代と違っていろいろな世代の人間が来る大学と誰ひとり友達がいないという初めての経験の影響もあるだろう。また今までの人間関係の経験記憶が人を警戒し、それが邪魔をしてしまったのではないか。そう考えて...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。