東京福祉大学通信教育課程「生活科指導法」のレポート参考に。
「学年を特定して、「生活」の単元を、一つ具体的に作成せよ。」
小学校学習指導要領における生活科の目標は、「具体的な活動体験を通して、自分と身近な人々、社会及び自然とのかかわりに関心をもち、自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、その過程において生活上必要な習慣や技能を身につけさせ、自立への基礎を養う」と示されている。その中でも、今回取り上げる単元では特に、①具体的な活動や体験を通すこと、②自分と身近な人々、社会及び自然との関わりに関心をもつこと、③自分自身や自分の生活について考えること、の3点に焦点をあてて目標としたい。
1.単元のねらい
第1学年1月に行う「ふゆのあそび」を例に記す。
(1)昔から伝わる遊びを知らない、経験したことがない児童が増えた中、コンピュータ等に頼らない遊びの素朴な良さ、楽しさを味わう。
(2)遊びに使うものを作ったり、使ったりすることで、身近にあるものが工夫次第で様々な用途を持つことを知る。
(3)自然の中で季節の遊びをすることで、四季の変化をとらえる。
(4)昔から伝わる遊びを教えてもらったり、一緒に遊んだりすることで、地域の人々と触れ合い、「...