授業におけるICTの利用の概要(計画・実施・評価)を説明せよ。
学校教育におけるICTの利用により、さまざまな効果が期待できる。例えば、大きく映し出すことによって、子どもの学習意欲を向上させ、学習内容の理解を促進させる効果が期待できることである。 また、ICT機器を,コミュニケーションを助ける道具として児童に使用させることにより,よりわかりやすい円滑なコミュニケーション活動を行わせることができると考える。
それぞれの科目においては、授業の計画・実施・評価の3段階を経て、各段階でのICTの利用が考えられる。そのため、教師のICT活用能力も必要とされている。
授業の計画の段階では、①ICT利用の場面、②関連教材・資料の収集、③教材・資料作成の3項目がある。授業を設計する上で,授業の流れと活動のめあてを明確にする必要があると考える。そのためにも,「子どもの実態を把握する」「育てたい子どもの姿を明確にする」ことを基に,授業の流れを考えていくことが大切である。授業を設計する上で「育てたい子どもの姿」を明確にすることは,すべての授業に共通していることである。
1.ICT利用場面の計画
ICTを利用するためには、まずICT機器や教室環境を準備する。つぎに、...