人間の発達と学習 第2分冊

閲覧数1,602
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    参考までに使用してください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (1)

    ①スキーマ

     スキーマとは、既有知識も含めて次の理解活動に利用していく知識単位、ないし構造化された知識の集合を示している。人間のもっている認知構造の一つの構造体である。ものを見るとき、対象をそのまま受け取るように思われているが、その対象を「解釈」する知識(スキーマ)によってどんなものかが決定されている。人間がある対象を理解できるのは、このような活性化したスキーマによる解釈に深く関わっており、文章や会話、問題の理解など、どのような理解過程においてもスキーマが関わっている。

    ②ルール

     ルールとは「法則」のことである。一見、つまらんさや難しさをイメージするが、ルールを学習し使うことで、自然や社会の一貫性を楽しく味わうことができる。ルールを身に付けることで、個々の例を記憶しておくよりも、一つのルールを学習・記憶しておく方が記憶にかかる負担がはるかに小さい。また、根拠をもった予測が可能となる。例えば、植物の世界では「緑の植物(種子植物)には花が咲く、花が咲いたらタネができる」というルールが成り立つ。このルールを所有していないと、それぞれ一つひとつ記憶しなければならない。ルールを...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。