子どもたちは、保育室内に貼られた掲示物、おもちゃ箱に書いてある文字、時計、カレンダーなどで自然にいろいろな言葉や数、図形に触れている。自分の生活に密着しているところから覚えていくため、園生活の中ではたくさんの言葉や数、図形に触れることが大切である。保育者はこれらを勉強として教え込むのではなく、『数字は記号として便利なもの』、『楽しいからもっと知りたい』と思えるよう、自然に身につけさせていきたいものである。『言葉や数、図形が楽しい』と思ったらぐんぐん理解できるようになる。
例えば文字や数字だけが書いてあるよりも、それらを表す絵が一緒に描いてあることで、子ども達は人目で何のことか理解でき、興味関心...