グループワークの展開過程の残り部分
開始期
最初のグループの集まりでは、メンバーはグループに対し、希望や期待と共に不安や恐れ、疑問、緊張などの気持ちが混在し、接近に対する好奇心と同時に逃避の気持ちも持ち合わせたアンビバレントな状況となっている。そのため、慎重な姿勢をとり、発言や行動を控えがちになる。
利用者はやがてグループ同士でのお互いの共通点を見つけ、話しやすい人を増やし、グループへの警戒心も薄れ、グループへの関心も高まってくる。が、同時にグループ内での影響力を持った人に対する評価やグループ内での対立や、弱者への排除、抑圧的行動や言動といったスケープコートといわれるグループの犠牲者が出てくる...