私は最近の人間関係に希薄さを感じる。よく相談を受け、「その気持ちをきちんと相手に伝えないと相手はわからないと思うよ」というのだが、当人は怖くて言えないそうだ。友達関係が壊れるのは私だって怖い。でも言いたいことを言えない友達は友達と言えるのだろうか。言わない優しさもあるかも知れないけれど、時と場合によっては相手にとって過酷なことでもきちんと伝えるのが本当の友達だと思うのだ。
そんな中でふと教育実習中のことを思い出した。生徒が交換ノート(教師と生徒の対話ノート)に「友達と進学先で離れ離れになってしまう。寂しい。」と書いてきた。この一言がとても温かった。思春期特有の悩みというか、ほとんど毎日学校と家の往復の学生にとっては友達と離れることは自分の一生を左右する大問題だ。大学生になってしまえば「ちょっとラーメン食べに博多までいってくる」と、夏休み一ヶ月かけて旅に出る友人や「世界を見たい」と日本を飛び出すおもしろい友人も出てくるとは思うのだが。
その返信はかなり長くなることがわかったので手紙をノートに挟んだ。「私も実は中学時代あなたと同じ部活だった。毎日の部活に加えて夏休みも冬休みも部活で会っていたから部活の友達とはとても仲がよかった。
教師の役割~自死~
私は最近の人間関係に希薄さを感じる。よく相談を受け、「その気持ちをきちんと相手に伝えないと相手はわからないと思うよ」というのだが、当人は怖くて言えないそうだ。友達関係が壊れるのは私だって怖い。でも言いたいことを言えない友達は友達と言えるのだろうか。言わない優しさもあるかも知れないけれど、時と場合によっては相手にとって過酷なことでもきちんと伝えるのが本当の友達だと思うのだ。
そんな中でふと教育実習中のことを思い出した。生徒が交換ノート(教師と生徒の対話ノート)に「友達と進学先で離れ離れになってしまう。寂しい。」と書いてきた。この一言がとても温かった。思春期特有の悩みというか、ほとんど毎日学校と家の往復の学生にとっては友達と離れることは自分の一生を左右する大問題だ。大学生になってしまえば「ちょっとラーメン食べに博多までいってくる」と、夏休み一ヶ月かけて旅に出る友人や「世界を見たい」と日本を飛び出すおもしろい友人も出てくるとは思うのだが。
その返信はかなり長くなることがわかったので手紙をノートに挟んだ。「私も実は中学時代あなたと同じ部活だった。毎日の部活に加えて夏休みも冬...