カナダの発展

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    資料紹介

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    「カナダ連邦の発展」
    1,カナダ連邦の結成とカナダの農業開発・鉱山資源開発の歴史について
     まずはカナダ連邦の根源に目を向けてみよう。1867年7月1日、自治領カナダ(英領北アメリカ)がアメリカ合衆国への反発を最大の理由にカナダ連邦を結成した。結成当初、連邦はオンタリオ、ケベック、ノバスコシア、ニュブランスウィックの4州で構成され、そこから次第に領土を拡大していった。1868年にはルパートランドを購入すると、1869年には現アラスカ付近まで一気に領土を拡大したのである。
     もともとカナダ一帯の地域性は植民地時代の地域的まとまりを大切にしていたこともあり、連邦制が採用され地域に馴染んでいった。連邦政府には外交、財政、関税、鉄道建設、軍隊、通貨製造などの権限を保持し、二院制をもとに保守・自由の二大政党制が敷かれた。これは宗主国であったイギリスの議会形式を参考にされたものである。一方、連邦内部の各州政府には、自治体組織が設けられ、民放、教育、公有地管理に関する権限が与えられた。また、準州政府は当時、連邦政府の直轄内に収められ、統括されていた。
     1871年にはブリティッシュコロンビア州が正式...

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