22泥酔した常連さん(刑法事例演習教材)

閲覧数2,211
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    刑事法事例演習教材の答案です。自作の答案をチェックして、コメントを付けてあります。参考までに。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    刑法事例演習教材
    22 泥酔した常連さん
     犯罪の成立について
     酩酊運転致死罪について
    甲は、相当量の酒を飲んだ後、自己の状態が危険であることを認識しながら、ハンドル操作や前方注視を十分に行うことができない状態で自動車を運転し、Dの自動車に衝突し、Dを死亡させた。この行為は、「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ」たものといえる。そして、この行為について、甲には、故意が認められる。
    したがって、甲には、酩酊運転致死罪が成立する(208条の2第1項前段)。
    なお、甲には、基本犯について故意が認められる以上、加重結果の発生に過失を要しないから、致死結果まで罪責を負う。
     酒酔い運転罪について
    甲は、上述のような状態で自動車を運転したのであるから、「アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態」で車両を運転したといえる。
    したがって、甲には、酒酔い運転罪が成立する(道路交通法117条の2第1号、65条1項)。
     責任能力について
    甲は、上述のような構成要件該当行為の当時、急性アルコール中毒により、行動の制御能力が著しく減弱している状態であったので、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。