刑法 不真正不作為犯

閲覧数2,492
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    不真正不作為犯に関する事例問題の解答例です。
    不真正不作為犯の答案の書き方がどうもわからないという学部生やロースクール生の参考になると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    問題
    1.Xは,平成○○年4月12日午前1時50分頃,普通乗用自動車を運転して,時速60キロメートルの速度で進行し,P旨Q番地先のカーブにさしかかったが,何ら減速することなく前記自動車の進行を続けた過失により,前方を横断歩行中のVを発見するのが遅れ,急いで回避措置を取ったものの間に合わず,同自動車の全部を同人の左下腿部に激突させて,同人を同自動車のボンネット上面にはね上げた上,路上に転倒落下せしめ,よって,同人に対し骨盤複雑骨折及び頭がい骨骨折等の傷害を負わせた。本件当時,現場付近は人通りがなく,車両等も走行していなかった。
    2.Xは,前記傷害を負わせたVを救護するために,最寄りの病院に搬送すべく同自動車から降り,同自動車に同人を同乗させようとしていたが,そのうちに,同人を搬送した場合には,事実1の犯人であることが発覚してしまうと考えるに至り,上記搬送の意図を放棄し,後続車によって轢かれることだけは防ごうと考え,Vを車道から歩道に移動させ,その場を立ち去った。その結果,Vは,骨盤複雑骨折による出血及び同障害に基づく外傷性ショックによって死亡するに至った。
     尚,Xが,Vを直ちに最寄りの...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。