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日本国憲法試験対策
校則と自己決定権について論じなさい。
自己決定権とは、個人が一定の私的事項については、権力の介入・干渉を受けずに、自ら決定することができる権利である。自己決定権に属する事例としてあげられるものには、各人のライフスタイルにかかわるものが多くある。例えば、髪型、ひげ、服装、性的行動、婚姻や離婚の自由などである。 自己決定権を侵さないかどうかが特に問題になっているものに、校則がある。学校ごとに規則の細かさの程度の違いはあるが、髪型や服装などについて校則で定められている。校則違反した場合、注意されてすめばよいが、退学などの厳しい処分とまで言われることもある。これは、やりすぎではないか、自己決定権を侵していないかということが問題になるのである。 過去に校則が自己決定権を侵害したとして裁判を起こした判例としては髪型やバイク運転免許取得機制がある。 校則とは学校内での規則である。よって、生徒は校則を厳守しなければいけないので、校則違反をすると何らかの処分は致し方ない部分もあり、当然のことでもある。しかし、学校というのは教育の場である。本人にとって生涯ついてまわる退学という処...